例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

諭吉佳作/men.「からだポータブル」全解説してみたよ!

諭吉佳作/men.まだ高校生とか二十歳未満とか年齢で語れない現在のアーティスト。二千年代に生まれた世代は明らかに人生を二巡している。
そんな確信も隠して簡単に言ってしまえば常に天才。

諭吉佳作/men.やはり最後のmenは人間存在としての決意なのか?

五月二十五日。諭吉佳作/men.の待望のCDフラゲ日。街に待ち待って駆け巡るおじさんは磐田ららぽに来た。
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店内のBGMも諭吉佳作/menが丁度流れている。
ガチ勢がいる。確実にいる。この推し方ハンパじゃない。
ポスター目当てで早く来た俺は今無職。
来月から新しい職場だけどね。
暇なんでフラゲ日に来れたのだ。
早速2枚のCDを手に入れて嬉しくなって散財して折角貯めたメルカリ資金が無くなった。
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このジュース、800円近くした。メロンジュース。度甘かったけど。けど、もういいかな?

車に戻り、先ずはからだポータブルをセットする。一曲目、先行配信で聴いたムーヴ。ブ、じゃない所が諭吉らしい。跳ねるような音とメロディーがジェットコースターに乗ってるようで早くも諭吉のメロディーに振れ落ちそうになったがしがみつく。実に二年近く新しい音源を聴いてなかったが先に行き過ぎていて追いつくのに時間かかりそう。そんな構成。崎山先生が言っていた未聴感も頷ける。
二曲目の、ま ま。はいきなりジェットコースターのままグリム童話の世界に突っ込まれてしまって迷子になった感覚。海洋のはなし、と歌詞にもあるように人魚姫から物語を聞かされているかの様。
三曲目も勢いは止まらず今度は電子の世界に入ってピアノがまるで螺旋階段を滑り転がっていく様な音階。ショック。本物とか素とか嘘だとか、偽物だとかじゃなくて。話そうよ。は諭吉の本心を歌っているんだなと感じた。
四曲目はラジオ番組で初披露された外B、番組でタイトルについて聞かれていたが感覚と音の響きで決めたそう。確かにソトビーなんだろうな。諭吉のこの感覚に従う決断力には毎回驚かされてしまう。この曲は昔の曲の、のぞき、的な弾み方があってホッコリする。そして今回のクライマックスであり一番好きな曲。五曲目、この星にされる。タイトルからしてこの星の方ですか?と聴きたくなる諭吉節が光る作品。諭吉の低音の素晴らしさはかつての中森明菜を越えたんじゃないか?と思ってしまう。素人の感想だから中森明菜ファンは許してね。最初の歌詞。この星にはあなたがいないと
ここからいきなりテニスコートとくる韻律の妙。くぅぅ、いいんです!韻です!(楽天カードマン?)すると流れていく孤独と疎外感がメロディーから伝わっていく。あぁ、決して理解される事の無い星に選ばれた人間。諭吉佳作/men.それが存在理由でもある矛盾が彼女の声の魅力でもある。
六曲目、く る 。始まりが街中からいきなり諭吉の部屋にテレポートしたような始まり。
くる。 いく、ではなく、くる。迎え入れる準備はもう出来たのだろうか?他人を受け入れていく準備。わたしの顔を見て。彼女は確かに自信を手に入れた気がする。
七曲目。こちらも脚本家・坂元裕二の朗読劇主題歌で配信された、はなしかたのなか。ピアノとリズムの絡み方が独特で一発で諭吉とわかる曲。言葉のはね方が気持ちが良い。

そこに ここに あっちに そっちに あらわれて見せるきみ

ラスト八曲目は、撫で肩の…………、
自身の精神世界での葛藤とか悩みとか気難しいもんじゃなく10代のぼーとした時間に浮かんだ事を何気なく書いてみたらつい本音め書いちゃった。テヘ。みたいな歌詞だと思った。

ほどなくして訪れる男性性。

10代の曖昧な性の確立とか関係なく諭吉佳作/men.はまぎれもなくmenなのだ。

おちまい。