例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

1bit、五月、ツイート詩、#、

テクノロジーで世界は幸せにはならなかったし
とっくに世界は誰かに支配されてる。
TikTokで呑気に踊る若者をスマホで眺めて
テクテクと歩いていたらマンホールに落ちた。
そんなもんだ
そんなもんで支配されてる。
そんだもんでそんなもんをそんなぶんだけシェアしている。

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突然とそれは生まれて
少しずつ
でも耐えがたく
しかしながらも
弛らかに
忽然とそこはかとなく

僕達は受け入れていく
私達は受け入れていく

誰も望んではいないの
誰も望んではいないの

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バランスが保てなくなってしまって
手を離して
そのまま置いて僕は生きてしまった

断捨離

という言葉が嫌いだ

たとえ心の引き出しに閉まっている沢山の思い出を
年月という断捨離が無動作に捨てようとも

離した時の手の温もりだけは
ずっと手のひらに残っている。

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嫌なら辞めろすぐ辞めちまえ
嫌なら逃げろすぐ逃げちまえ
生きてる方が偉いんだよ
生きたもん勝ちだ
蛆虫だって勝ちだ
いつか空に飛び立つ
生きていたら勝つんだ
生きていろ
生きて色々あるから
辞めて逃げちまえ
辞めて逃げたらとりあえず美味いもん食って温泉入ってぐっすり寝ろ。
我慢して死ぬな。

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逆さまに映る船を眺めて
途切れそうでいて力強い
少女だった女性の声から
旅立っていた人達に送る
あの懐かしいメロディー

青空が広がる世界でもいい
太陽が沈む夕焼けでもいい
星空が瞬く満月の夜もいい

どんな時間でも
後ろには故郷が待っている
家族や友人が待っているから

きみは歌う。

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思いがけない臨時収入はパワハラを訴えて貰った謝罪の手紙と三千円のクオカード
それで会社のお別れのお菓子を買い
挨拶して
マクドに寄る
身体に悪いジャンクフードを食べて
得体の知れないウイルスが舞う世界で生きる
人生を変えるワクチンなんて無い

後退はしない。

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