例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

崎山蒼志との出会い その5.〜崎山蒼志編2〜

f:id:dai5or6:20190318115415j:plain 続く曲は、塔と海、

てっきり遠江をかけたのかな?と思っていたが 彼曰く違うみたい。こういう語呂の天然さはソフトの歌詞にも頭文字の縦文字がソフト というのも後で気づいたと言っていたので末恐ろしい。ゆったりとリフから始まるバージョン 歌詞もアルバムの同曲からは少し違う風景を展開しているが自分は最初の歌詞が好きだ。 人工的な塔がこの時は立体的な塔となっているがこの立体的が記憶の中に描かれた絵にキュビリズム感 をもたらしていて良かったのだが、人工的にした事で印象的な風景になり、一般にわかりやすい風景の描写となっている。一番の内面的な描写から二番のこの世界に対する自分の気持ちや心情をぶつけていく手法も素晴らしい曲だし、サビのまさに海に飛び込んで行きそうなリフの開放感が心地が良い。 また、サビの歌詞も俺は感動した。様々な形をした星たちが非常に綺麗に光っていた海の上を揺らいだりして、かつて水道橋博士が言っていた人々は星座のように惹かれ合い結びつく、という考えにも似た考えと、海の上に揺らいだりしてしまう、この表現力。詩的な言葉にここらですっかりと彼のファンになってしまったりしていた。もはや頭のぴょん毛も気にしなくなり始めた後半に事件が起きた。 なんと、弦が切れてしまったのだ。それでも彼は低音パートの弦でなんとか乗り切ったのだが頭を、かきながら困った表情をして、あ、あ、あ、と周りを眺めていた。困ったなぁと思っていたらさっきのパワフル姉さんが駆けてきてギターを持ってきてくれた。オベーションからギターが変わり少し弾いて感触を、確かめてからまた始まるのだが、その間の崎山君の動作や発言が起きるたびに観客から笑いや笑顔が溢れていく。この独特の雰囲気は一体なんなんだろう、静岡のおだやかな人柄だからなのか、崎山君の空気感なのか、これは様々な場所で歌っていくにつれてやはり崎山君の空気感のせいだったと確信するのだがこの時はそんな分析なんか、どうでもよく、ギター貸してくもらって良かったね。と思うばかりだった。オベーションから違うギターバージョンの五月雨は動画撮るのを思い出して撮っていた。

さまざまなハプリングが起きても動じない精神力、一体彼はどんだけライブをやってきたのか?正直言って毎週のように様々な場所でライブをしていたとは思ってなかったので、いい度胸しているなぁ、くらいにしか思わなかった。流石に動画でブレイクした曲。集まった人たちも盛り上がる。初めて聴いたのはショートバージョンというのを知らなかったので、完全版の五月雨を聞いた時はあまりの迫力にビックリした。こんなに音圧があったのか、やはり生は違う。と感心した。演奏が終わり、ソロのラストの曲、ソフト。この曲もカッコ良い。300曲あると言っているだけでなく曲も完成度高いのが揃っているとは、帰ったら動画チェックしてみるかな?これが更に沼へと導く悪魔の考えだった。全てが終わったと思ったら舞台が変わり、お立ち台が広がりさっきの小柄な少女が上がる。二人でなんかデュエットするのかな?そんな風に眺める。仲よさげな二人、リラックスした雰囲気、和む。おおたりお。可愛らしい。初めて意識が彼女に向いて興味を持つ。人間、どんなに良いものを目の前に披露されても、意識してなければ風景と変わりない。残酷な事だが、そういう事なのだ。いかに、他人の目を意識させるか、今回の崎山君の動画がバズったお陰で俺は彼と一緒に活動しているアーティストや浜松のスタッフと知り合えたが、この出会いが、意識する事が無かったら、今考えるとゾッとしてしまう。それだけこの日は、重要だった。


おおたりおさんと崎山蒼志君


崎山蒼志×おおたりお『造花的sutekiな夜』

造花的sutekiな夜、二人の気持ちのすれ違う夜のような情景が入れ替わりシーソーのように揺れ動く切ない歌、長い曲なのに、展開が多く飽きさせない。何より二人の声が重ならないのが良い。 なのに、ギターで重なるという、大人か!おおたりお、可愛い。すっかり崎山君からおおたりおの姿を見る率が高くなる。演奏が終わり、物販が始まり真っ先におおたりおちゃんのCD売り場に行くワシ。この時はファーストCDを買った。路上ライブでCDなんて買った事が無かったので緊張したがサインを、いただき、嬉しかった。 f:id:dai5or6:20190318115533j:plain

すっかりライブにハマってしまったが、この時は仕事が忙しく、次にライブにいくのが塔2だった。 今思えばもっと浜松でのライブ見てみたかったが後悔先に立たず。その間は崎山君の過去動画を漁り ホクホクしていた。中でも下北沢のライブが好きだったのだが現在では削除されている。残念。 という事で次回は塔編に続く。