例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

1bit、4月、ツイート詩、#、

f:id:dai5or6:20200504103428j:plain 少しずつ
少しずつ
寂しくなっていく

大丈夫だぁ
と叫びたい

じんわりと滲む思い出の中には
食卓で見た父とコントと笑い声

あっという間に居なくなってしまったけど
同じ病気であっという間に居なくなってしまった親父を笑わせてくれたのは

あなたでした

思い出の中に 映る笑顔をありがとう

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学校のプールに一列に並べられて
全校生息止め大会を校長、教頭、先生達が見守る中にやらされている。
息を吸っても良いがあくまで自己判断でと先生に言われた生徒達。
早くから息を吸おうと顔を上げた途端、
先生達からビンタされ、
根性無しがと責められると思ったがただの無視だった。

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俺たちはただより良い世界に住みたいだけ
見せかけの将来なんていらないから今の幸せを感じさせてくれ
見えない奴らには紙を渡して
見える奴らには金を渡す
生活には困らない奴らには
生活に困る奴らの生活は知らない
俺たちの目の前で嘘を話して
俺たちの影で嘘だと笑う
とんだペテン師の名前は

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コロナありがとうと言っていた時間は戻らずに悲しみが積もる。
地球がコロナを生んだのか生まなかったのかわからないが、
人がゆっくりと人が作り上げたものを自ら閉じようとしている。
マンモスの牙がゆっくりと脳に刺さっていく。

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カビだらけのマスクを配らされても口を結んだまま密接した棺桶のような鉄箱に揺られているよ。フラフラフラフラ。お金に縛られてリスクを背負う。 医療関係者の過酷さを尻目に暇を余儀なくされた人達はパチンコ屋で暇を潰す。やっていたらやりたくなるよね。 頭に電子音とフラッシュ。フィルターは無い

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悪い事をしたら罰があると教えられない世の中だから 平気で猫を殺して ホームレスを殺す。 悪い事をしている人がお偉い人達だから従う人達も悪いことを見習う。 小さい子供が無邪気にアリの巣に水を入れて遊んでいる。 大人がそれを見ないまま携帯を見つめている。 周りには無数のコロナが舞っている。

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君が声かけてくれたから
自殺するのをやめた。
見たい番組があったから
自殺するのをやめた。
明日給料日だったから
自殺するのをやめた
君とデート出来るから
自殺するのをやめた。
君と一緒になれたから
自殺するのをやめた
自殺するのをやめたから
君との間に子供が生まれて
三人で生きている

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骨の隙間から漂う
不安と憔悴の日々
落胆するニュース
繰り返す感染者数
ここは本当に今か
ほんの少しのこと
一つのことがふと
こうしていればや
ああしていたらと
悔やむときにこそ
思い出は光りだす
輝いて走り出して
後は振り返らずに
前に進んでいくよ
前に進んでいくよ

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