例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

KSJ名古屋大会2022に出場しました。

KOTOBA Slam Japan2022名古屋大会に出場してみました。現地では一人発熱の為十五人での対戦。一時から六時までの長丁場、小劇場で繰り広げられました。自分は初参戦でオッサン。
みんな若い人達でギラギラしてるだろうなと思ってみましたが結構年上が多かったみたい。池下駅向かいにあるシアターココでしたが自分は静岡から車で到着。途中にあったジェラート屋さんで大葉ジェラートとトマトジェラートを食べる。美味しかった。


コンビニでお茶と飯を食べて現地入り、アングラな香り漂う空間。リハーサルもしている中席に座りじっと待つ。いつも通り無口な俺はただ宙を眺めるか携帯をみて未だに何やろうか悩んだ。ルールも何回やるかもわからないままきたので練習不足も甚だしい。隣にスタイリッシュな女性が座る。なんか華あるなと思ったが最後、彼女が優勝した。名前はししどさんだ。
全国でも上位に行きそうな気がする。
とにかく最初はみんな静かで主催の人も心配そうにもっと話せば?と声をかけてくれる。俺はそれよりも電波が弱い事を心配した。しかもコミュ症だし、一人黙々と携帯をいじる。何故なら携帯しかテキストがない為だ。応急でテキストを写真にしておく。そうこうしていて人数も集まり大会説明になる。

A B C Dブロックに分かれて上位二名が準決勝。そこからAブロックBブロックに分かれて上位二名が決勝、そして優勝が決まるルールだった。俺は十六人総当たりで一回で優勝が決まると思っていたし元から一回ぐらいだろうなと思っていたので二回目はまるで考えてなかった。
制限時間も三分というのも初めて知った。
どうするか、音楽も使えないみたい。サウンドクラウドにあげてるやつなら三分ですむのがあるけどどうせやるなら今まで書いてきた詩の中からリーディングしてみたかった。1999年から今までリーディングとして書いてなかったしまさか自分がやるとは思っても見なかった。
やるキッカケになったのは佐藤ユウポピックさんのツイートでコトバスラムジャパンの名前は聞いた事あったのと、この年になって外に向けて発信するのもいいかな?と考えたからだ。
この大会前にフリーセッションでポエトリーリーディングしたのもこの大会に出場すると決めたからだし、実際、詩を口にして放つ事に慣れてなかったがその経験が少しは緊張も楽になったのかもしれない。そして時間は過ぎてオープニングが始まる。鈴木陽一れもん・クノタカヒロさん達のマイクパフォーマンス。そして前座というかこういう感じですよ、という前回も努めてくれた覚前遥さんのカリブラージュが始まった。
カッパの詩でオノマトペのケペケペが面白かったが現地では聞こえたのだけどオンラインでは聞こえなかったらしくそこから二十分くらい音声チェックで鈴木さんがケペケペと話していた。ケペケペ、ダメだな、ケペケペ。ずっと会場に鳴り響くそのケペケペがだんだんおかしくなって笑ってしまったが結局トラブルは直らず開始されてしまった。
ここで後で確認したらオンラインの朗読は殆ど完璧に聞こえていたものは少なくてオンラインで審査された方々も大変だったなと思った。
Aグループ、こちらはみんな男だった。最初のパフォーマンスは直立不動で朗読するスタイルで面白かった。始まる前の練習風景。山本俊治さん。

二番目はなんかスッと終わった感があってただイケメンだったなしか覚えてない。
そして俺の番。
マイクチェックでケペケペ言ってみたら幸先が良いと言われた。良かった。
詩は親父の事を書いた詩にした。娘の詩とも考えていたが娘の話は娘に許可とってないしなぁと直前で死んだ親父の詩にした。初めて朗読してみたが噛んだりはなくちゃんと出来た気がした。終わって採点で上になる。そういや上位二名が準決か、じゃあもう一回あるんだ。と思ったら急に緊張し始めた。そこからはまた何やるか考えていてあんまり覚えてないが記憶に残る作品をやった人は写真に撮っといた。




準決勝では昔書いたリチウムをやってみようと思った。一度読んだら三分くらいだった。
いけるかと思ったらあまり上手く話せず三分超えてしまった。ダメかとおもったが結果は七位くらいだった。みんなのパフォーマンスをみてこなれている人とそうでない人の差が激しかった。その中で自然体に表現できたししどさんが優勝した。準決勝の江藤さんは惜しかった。僅か0.1ポイント差、この差は最後の最後で少し優勝を意識してしまった差なのかもな、と感じた。まるでM1の笑い飯やオズワルドみたいな感じだ。準決勝の10点満点、これが効いたのかもしれないなぁ。まあ、結果はでているので仕方がない。俺は完全にやり切った感は無かったし、悔いも残ったのでまたこんな大会があったら参加したいなぁと思った。主催してくれた三木さんはじめスタッフの方々もお疲れ様でした。
楽しい大会でした。