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サリンという言葉を愛の比喩に使う人々が現れて、 平成は既に終わっていた事を知る。
国に楯突かないように洗脳されても、 陰口は永遠に消えないねぇ。
想像するすべての生き物に呪いをかけながら、 今日も青年はホテルに鍵をかける。
閉じ込めたのは遭遇であり、過去ではない。
自傷する少女達のサイトは全て消え失せた。
LINEで知り合った子の腕には自傷の跡は無く、 携帯で作るアートで心の隙間を見せ合う。
バスタブに溜まる休憩時間の隔。
ファントムペインで生を実感している。 ファントムペインで生を実感している。
渋谷で三回も職務質問された男のバックからはADHDの薬が溢れて、 警察官は髪の毛を掴み顔を地面に抑え込んでいる。
横には土筆が育ち、そこで野良猫がションベンをしていたのは二日前の明け方。
花は、花は、花は、黄色が多くて、子供達は見るに耐えないプロジェクションマッピングを笑いながら朽ち果てたビルの壁に投影している。
兆候を見逃していく平穏の過ち。
ファントムペインで生を実感している。 ファントムペインで生を実感している。
適度な娯楽と健康さえ有れば僕たちは洗脳されながら生きていける。
横断された密林はシンメトリーに焼かれて原住民は何もできず海岸で眺めている。
アメリカがどうなっているのかは植民地では何も聞かされない。
星条旗が異常者に燃やされて、白黒だけで決めつけられた民衆が赤い線で振り分けられる。
氷河期のマンモスが溶けた氷塊の上で漂流する。
大地の上でコロナで浮き彫りにされるのは、干からびたミミズやカエル達。
その身をすり潰しながら兵隊が侵攻していき、 燃え盛る強欲に弱者は炙り出される。