例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

パレードが終わった4月に。

f:id:dai5or6:20190331090015j:plain 四月に 雪が降ることが 当たり前になった時代から 四月に 雪が降ることが 特別だった時代に戻って 残された音楽を聴きながら 振り向かない背中を 眺めている

届かない指先なら もう一つの指先を伸ばす 繰り返す幻想の波と 呼び戻す現実の声が 降りしきる雨の中で 流れている

強烈な個性は精神を痺れさせる どんな毒でもいつかは抗体が生まれ 消えていくものだけれど あなたが与えた毒だけは いつまでたっても消えることなく 赤と青の交わる魂の中で 紫色に染めている

たとえ 四月に 雪が降ることが 当たり前になった時代でも きみはきみのままで、 と 教えてくれた

あなたを忘れない