例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

サカナクション 光 にあたって。

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サカナクションはネイティブダンサーのMVを見て知った。あのスニーカーを履いて踊るのを一郎さんだとしばらく思っていた。あの雪が降るイメージははじめての感覚だった。まだブレイク前だったのでライブもすぐに見にいけた。後に歌になるリキッドルームで行われたライブでは

興奮してずっと一緒に歌っていた。迷惑な客だったと思う。ライブ後にはグッズ販売に行ってメンバーも見たりした。そういえば電気グルーヴの個展もあった気がする。

それから後はお馴染みになったアルクアラウンド、アイデンティティとフェスで爆発するようなキャッチーな曲を立て続けに出してフェスを沸かしてお茶の間にクラブミュージックとロックの融合を届けるスーパーバンドになっていくんだけど、それと同時に自分の中の距離は離れていった。いや、確かにファンだしライブも行く。だけど前のめりにファンでもなくリキッドルームで感じた興奮はもう無かった。これって人気が出たら冷める現象なのかな?とか、身体の中に大衆ミュージックがダサいと刷り込みされてるからなのか?

わからないがコロナ前まではそうだった。しかし、今はライブが無い世界。つい一年前では考えられないフェス0の年。音楽業界が崩壊寸前の今に救世主として現れたのがサカナクションだった。配信ライブである。

ここも彼らの音楽変態度を見せつける音のこだわりぶり、演出ぶりが冴えていた。結局赤字になるんじゃ無いかくらいの配信に俺はかつてのリキッドルームで騒ぎまくった自分を思い出した。素晴らしかった。時代はチームを組み、こんなイベントを配信していくようになるのかもしれない。よりタイトに、深いところでオーディエンスと繋がっていく。俺たちはまた広い海原から湾に入り港までの道標をサカナクションに連れて行ってもらったのかもしれない。一郎さんのサービス精神。ありがとうございます。