例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

岡村靖幸との出会い。

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岡村靖幸。中学生からプリンスファムで過ごしてきた中で気にはしていたが所詮はプリンスの真似事だろ?と敬遠していた。江口寿史さんの漫画で時折出てきたり、サブカル本を読めば大抵の人は彼を天才と評価していた。シティーハンターやCMで曲を聞いていて嫌いではなかったがあの自意識過剰でナルシストな雰囲気とコロッケ風な笑顔が嫌いで深入りもしてなかった。しかし、その彼を聞こうと思ったのは俺が東京からクズのように落ちぶれて挫折して静岡に帰りまた一から仕事を始めようと車の免許を取って初めて買った青いアルト(二十万円のオンボロ車でもCDチェンジャーで5枚入れて聴けた)で日本の旅をした時だった。旅のドライブ中に聞く曲をCD屋で探していてなにげなくみつけた岡村靖幸ベスト。OH!ベスト

OH!ベスト

このCDが気になってしまい、値段が高くて悩んだが結局、購入して車の中で聴きながら宮澤賢治博物館や石川啄木の家がある岩手に向かった。そうしたらすんなりとあの思春期を思い出す青い感覚、中学時代に原付バイクで静岡の150号線の海岸線を走りまくった頃を思い出した。ベランダ立って胸を張れ、14回もしょげずに、心の中の修学旅行、いつもマーガリン潰してる、ダンボールいっぱいの子分と戦っていた、しょっぱく ピリ辛 泣かす旅に出るよ、変な歌詞なのに頭にこびりつくフレーズ。今まで洋楽を聞いてきた自分に新鮮に入る日本語の歌詞、正直ナメていた。日本人でも韻律が素敵に踏めるんだと感心した。ちゃんとファンクしていた。全部岡村靖幸が作っていた。間違いない、彼は本物だった。何回もリピートしながらドライブして結局このベストとプリンスしか聞かなかった。もう静岡に帰ってきた時はすっかり静岡ベイビーになっていた。岡村ちゃんになっていた。ライブ見たかったがちょうど彼は何回目かの反省タイムに入っていた。タイミングが悪かった。いつ見れるのかわからないけど生の彼を見てみたいなぁ。と仕事をしていた。そして遂に復活した。ちゃんと身嗜みを整えて彼は帰ってきた。以前のぽっちゃりスタイルからガラリと変わってスリムになり声も全盛期と変わらないように仕上げてきていた。スペースシャワーTVで見た感想は岡村ちゃん復活!の喜びと音のリマスターの仕上げがハンパなくカッコ良く鳥肌もんだった事だ。さっそくライブを調べたら静岡文化会館中ホールに来てくれるみたいだ!このチケットを取り彼のライブを初めて見た。どぉなっちゃってんだよがオープニングに流れてきて垂れ幕にシルエットが写ってポージングが見えた時、俺は岡村ちゃーん!と叫んでいた。もう静岡ベイビーだった。カッコよかった。素晴らしかった。申し分なく今が全盛期だと思った。そこから何年も彼は静岡に来てくれた。去年も素晴らしかった。去年も確か今が全盛期だと言っていたなぁ。今年も見る予定だった。アルバムも最高だった。

操

  • アーティスト:岡村靖幸
  • 発売日: 2020/04/01
  • メディア: CD
コロナのせいでいけなくなったのは残念だし、このせいで岡村靖幸の生活がまた悪い方向に行かないようにしっかり操を守っていってほしいです。
岡村靖幸さん。お誕生日おめでとうございます。