例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

フィーバーオブシズオカ2019に参加しました。

フィーバーオブシズオカ2019のボランティアとして参加しました。いつの間にか俺は電気担当となり、全ての音を出す為の電源を任されたのです。もう何年も開催されている伝説のDIYフェス。1回目から良くここまで続けられてきたなぁ、と驚くようなフェス。フィーバーオブシズオカ。去年はただの客。スタッフさん、ロッキーさん。誰も面識は無く、夏に一回この場所でこんな感じでやろうかな?と聞かされただけで後はLINEでしか面識の無い俺に、フィーバーオブシズオカ2019の音楽を鳴らす為の電源を確保して下さい。とお願いするロッキーさん。俺はゴミの仕分けしたり、若い子がコロナビールを配るから段ボール運んでー、とか言われて動いて、あー、疲れたなぁ、とか言いながら裏でビール飲みながら漏れてくる音を楽しもうと思っていたのだが、まさかの大役を任命されていきなりハゲるプレッシャーで吐きそうになりながら過ごしました。嘘です。もうハゲてました。てか、プレッシャーは無いといえば嘘になるけど何とかなるかなぁ?くらい気楽に過ごしてました。そして台風19号がテトラリゾート静岡やいずに直撃しました。海沿いに建てられたホテルなので風をもろに受けて一部のデカイガラスがわれてステージ会場だった、ラウンジステージのカウンターが泥だらけになってビールサーバーや、製氷機もこわれてしまったのが一ヶ月前。電源も水に浸かり使えなくなってしまった惨状を目にします。

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はっきり言って絶望的でした。ロッキーさん達は片付ければなんとかなりそうなオーラを出していましたが俺は電気担当。一体何処から電気を引けば良いのか?金は?電線は?盤は?当日逃げようかなと思いましたがロッキーさんの大丈夫でしょうか?の問いに大人が無理とは言えないです。やるしか無い。と腹を括りました。次の週末、仕事を抑えて焼津に通い、自分で盤と電線を確保して容量が持つブレーカーを見つけました。プールサイドは予定通りでしたが下のラウンジはホテル側に託すしかありません。何とか電気担当の鈴木さんにお願いします。とプレッシャーを与え続ける事、二週間。最後の週にようやくホテル側が動き、ラウンジの掃除とコンセントは使えるようになりました。これで安心かと思いましたが何と、深夜のDJと照明パフォーマンスが有るのは知らなかったので急遽盤からコンセントを作り出して対応しました。一部が200vの回路だったので100vに直して対応。何とか電気は使えるようになりました。

総電源量は大体しか聞いてなかったので、当日に機材を見てバランスを取り、コンセントを作り、盤を入れ替えてホテルの盤から電源を停電しないように接続しました。買い出しや何故かミラーボールの取り付け、テント作りも手伝ったり装飾のススキからでた🌾ゴミ掃除とかもして午後の一時過ぎから夜の七時近くかかりましたが何とか電源はつきました。しかし実際に音を出して電気が飛んだら、本番にアーティストが怒ったらどうしよう。音が鳴るまでが不安でした。当日、寝れないまま朝が来て、リハーサルが十時から、それまでソワソワと音が鳴るまでステージに居ます。天気は雨予想から晴れに変わり、暑いほどでした。ついてました。俺がついてるのか、ロッキーさんの強運なのか、やはりロッキーさんでしょう。リハーサルも無事に終わり、フィーバーオブシズオカが始まりました。後はラウンジステージのライブ終了からDJタイムの重なり具合での電気ぐらいです。外やプールステージ、ラウンジステージ、庭でのステージ、一日中回りながら電気は大丈夫か?と確認の程でライブを楽しみまくりました。他の物販や受付の方には悪いと思いましたが電気担当としては全体を把握してなくてはいけません。1日をフルに周り、最後まで確認しました。曽我部さんのステージが終わり、夜のステージと変わります。電気も大丈夫みたいです。

プールステージを片付けてラウンジの方は明日片付けようと帰りました。次の日、午前中、身体が動きませんでした。命を前借りしすぎたのか、テンガチャージを飲みすぎたのか、もう若くは無いなぁ、と娘の世話をしてから焼津に向かい、最後の片付けをしました。帰りにロッキーさんと握手をしました。力強い握手でした。俺の目を見て、ありがとうございました。と言ってくれました。沢山のアーティストの方々がライブの時、ロッキー君ありがとう。ロッキーサンクス、ロッキーに感謝、と言う主催者ロッキーさん。年はまだ二十代なのに沢山のアーティストに尊敬される若きカリスマイベンターからありがとうを言われる。少し泣きそうになるのを抑えて、またお願いします。と笑う。そして足早に自分の日常へと戻りました。とても疲れたし、金も時間も使ったけど、そのありがとう。や、音楽やライブで楽しむお客さんの顔を見て、やってよかったなぁ。と満足しました。電気屋になって良かったなぁ。

フィーバーオブシズオカ。楽しかったです。