例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

Jazz

f:id:dai5or6:20190512083614j:plain 俺が東京でブラック企業からバックれて、捕まらない他で仕事できるとこを探して大阪に来たのが十五年前。アメリカ村の漫喫で一週間過ごして仕事を探して住み込みのバイトを見つけた時、黒い服を買うお金が無かったので三年ぶりに実家に連絡して金を借りようと思ったのが分岐点だった。姉が両親を説得して大阪まで来てくれて俺を静岡に呼び戻してくれて、今こうして生活出来ている。どんな状況でも助けてくれる人がいるし、何かしら道がある。諦めない事。そんな時聞こえていた音楽を書いた詩です。

「Jazz」

一日中詩を考えてたら ジャズを聞きたくなったんだ

青いアルトサックス 穏やかなイエローハーブ

そんなことしか思いつかない

格好良いのも悪いのも 毎日だから どうでもいい

オイル塗れでCD探して ハービーハンコック発見

聞きながら携帯打って 会った事の無い仲間に気遣う 会ってないのに

ないのにね

寝ちまったよ 夜勤明けの朝風呂で 笑っちまったよ 溺れかかってやんの

俺は髭を生やしたかった サービス業じゃできないから バックレたよ 上司にブン殴られて 飛び出したんだ 深夜のドリーム号 東京から大阪へ 三角公園で寝たりして 頼りもなくて ルンペン体験 金が無いとぼやいてさ たこ焼きばっか食べていた 最後の金で電話して 両親来さしてやんの

あー 親父がすげー小さくて 頭に電気流れてた パーキンソンって聞かされて 震えて帰ろう言われたよ そりゃなんも言えんわな 実家に帰って叱られて 兄貴のつてで工場勤め ブラジルさんが大半で 日本人二人だけでやんの

そんで髭を生やしたよ やぼったいねと刺されたよ

うるせーよって言いたいわな ポルトガル語はちっともわからん 音は耐えずプレスする

うるせーよって言いたいわな だけどいつも笑ってら

俺笑ってら

一日中詩を考えてたら ジャズを聞きたくなったんだ

ただそれだけなんだ

それだけで 詩を書きたくなるんだ

唸るくらいに