例えばそれが詩というか。

ネット詩人、5or6。若いミュージシャンを応援したり、ラーメン食べたり、詩を書いたり。

崎山蒼志との出会い その9.〜掛川農業祭編〜

平成三十年11月23日、快晴。 f:id:dai5or6:20190503190111j:plain 混雑が予想されてシャトルバスが運行される。場所は二キロ近く先にあった。シャトルバスを待っていると丁度俺の前で打ち切り。次は15分後。ならいいかと歩いて農業祭に向かう。おおたりお嬢に間に合うのか?ギリギリの瀬戸際、途中にあったスタンプを押して会場に向かう。ギリギリ間に合った。f:id:dai5or6:20190504031033j:plainf:id:dai5or6:20190504031146j:plainりお嬢の歌を聴き、娘と嫁と出店のフライドポテトやフランクフルトをリス食いしてお目当ての一つ、栗掴みをするため列に並ぶ。10分くらいで自分の番になり、袋パンパンにして崎山君の最期の農業祭を待つ。この頃はステージ衣装が決まり、ピシッとした格好をしてプロらしくなっていた。セトリ、夏至、造花的sutekiな夜、旅の中で、五月雨、国、MCでは来月発売するアルバムの告知とこの場所に来れて嬉しいです。と話していた。プロだなぁ。そして演奏が始まる。一曲目、シングル曲の夏至、二曲目に今年最後となる造花的sutekiな夜。この曲を演奏するため、おおたりお嬢がステージに上る。崎山君は別の方を見てキョロキョロして振り返り気づくみたいな事をしていた。お茶目か。そんな感じでも演奏が始まればりお嬢がギターでトチってしまったパートを瞬時にフォローするカッコよさ。このギャップが女性達にはたまらない。おじさんはそのテクニックがたまらない。五月雨の頃には後ろの農協の建物の二階にある事務所から人が出てきてベランダから崎山君の演奏を聞いていた。最後の国のラストも息が止まるような静寂と演奏が会場を包みこんで幕が終わった。空には蝶が舞い、光がメガネに反射してレンズ越しに消えていく。ユートピアか。そして、たくさんの拍手が鳴り響く。終わると同時にサイン会では長者の列になった。俺はライブもそうだがもう一つのイベントへと既に頭は向かっていた。そう、餅投げである。静岡は祭りといえば餅投げなのである。トレーナーステージ前に陣取ると前に崎山界隈の方がいた。知り合いでも俺の邪魔をする奴は、刺す!そんな意気込みで待っていた。後で前にいた界隈の方に聞いたら殺されるかと思った。と話していた。餅投げの目的、それは崎山蒼志が、投げる、崎山餅!これを手にして来年を祝う。そうこうしているうちに崎山君はひょこひょこと現れる。周りは掛川のお偉いさん達。じじいは用は無い。おおたりお嬢、TOMI&KUMIさんも居た。確率は低い、だがしかし、俺はやるぞ。駄目ー!には、ならないぞ!始まったと同時に周りのジジイ、ババア、いつのまにか俺の前にいた界隈の方、ガキども、すべての手が入り乱れる。どけぇー!俺はビニール袋を前に出し崎山君の名を叫ぶ。彼がひょうひょうと餅を投げる。来たー!崎山餅じゃあー!空中に浮かぶ赤と白のコントラストがゆっくりと、スローモーションのように俺のビニール袋に吸い込まれた。やった!任務完了だ。と思いきや袋の中に手を伸ばすババアがいる。危ない!俺はビニール袋を包ませて餅を死守した。足元には腰の曲がったババアどもが下に落ちた餅を拾っていく。地獄のような場所で、遂に俺は任務を遂行した。 f:id:dai5or6:20190503193924j:plain しかしあまりにも大事にしていたら大半がこうなっていた。f:id:dai5or6:20190503194011j:plain チャンチャン。f:id:dai5or6:20190504031115j:plainf:id:dai5or6:20190504031059j:plainf:id:dai5or6:20190503194320j:plain f:id:dai5or6:20190503194131j:plain f:id:dai5or6:20190503194216j:plain リリースイベント&ベイキャンプ編に続く。